投資を利回りで考えると失敗する!?

金融商品を選ぶ要素はいくつもあると思います。

今回はその投資をする上で、重要なポイントとなる利回りについて解説していきたいと思います。

利回りとは

まず利回りの意味ですが、投資したお金に対してどれくらい増えたかを表したものです。

例えば100万円の金融商品を買って、1年後にその金融商品が20万円の収益を出したとします。

利回りの計算式は下記のようになります。

20万(収益)÷100万(元本)=0.2、よって年間利回り20%となります。

この計算式で終わるなら簡単でいいのですが、利回りは奥が深いです。

表面利回りと実質利回り

利回りの中でも表面利回りと実質利回りがあります。

これは金融資産によって計算式に入る項目が全然違いますが、意味は同じです。

表面利回り

表面利回りは、先程の利回り計算式とほぼ同じで、計算しやすいです。

不動産投資の例

物件価格:3000万円

月々家賃収入:10万円

現況;賃貸中

年間表面利回り=10万円×12か月÷3000万円=0.04

よって、年間表面利回りは4%となります。

また、表面利回りのことを、「グロス利回り」や「グロス」と呼ぶこともあります。

グロスは英語でgrossと表記され”総体の”や”全体の”という意味からきているそうです。

実質利回り

続いて、実質利回りです。

こちらは言葉の文字通り、実質の利回りになるので、その金融商品を保有することでかかるもの全てを計算式に含めます。

不動産投資の例

物件価格:3000万円

月々家賃収入:10万円

月々管理費・修繕積立金:1万円

固定資産税:5万円

現況:賃貸中

実質利回り={10万円×賃貸期間(12か月)-(1万円×12か月+5万円)}÷3000万円=0.343

よって実質利回りは0.343%となります。

これ以外にも物件を保有する上でかかるランニングコストがあれば、そちらも含みますし、賃貸期間も空室期間を入れて計算します。

また、実質利回りのことを「ネット利回り」や「ネット」と呼ぶこともあります。

ネットは英語netと表記され、”正味の”といった意味があるそうです。

数字で隠された落し穴

ここまでだと、表面利回りより実質利回りを基準に、金融商品を選べば間違いないと思うかもしれません。

しかし、金融商品は数字で隠された大きな落とし穴があるケースも多いです。

不動産投資の場合

不動産投資の場合だと、実質利回りがとてもよくて購入に踏み切ったとします。

購入したとたん、修繕積立金が上がることを知らされたり、賃貸人から退去通知が来たりするなど、購入前に予測していなかった事態になり、実質利回りが大幅にダウンする物件もありあます。

One Point Advice

やはりここで大事なのは、周囲の物件や、入居中の賃貸契約書などをきちんと確認することで、購入してから悪い結果を招かないように出来る限り自分の目で確かめておきましょう。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

今回は主に不動産投資を例に表面利回りと実質利回りを解説しました。

株式投資であれば、株の売買手数料等が実質利回りの経費としてかかってきますので、金融商品に投資する際は、あらかじめどのような経費がかかってくるか確認して投資しましょう。